「下っ腹のぽっこりが取れない」「腹筋を鍛えようとしているけど続かない」「食べ過ぎかな、年のせいかな…」
こんなお悩みを、ヨガクラスにご参加の方からよく聞きます。
気にしているのに変わらない、その焦りや諦め感、すごくわかります。
でも、ヨガの指導をしてきた私が感じているのは、このお悩みの根本には「呼吸の浅さ」が隠れていることがとても多いということ。今日はその話をしたいと思います。
ヨガクラスで気づいたこと
クラスで腹式呼吸を練習してもらうとき、お腹がなかなかスムーズに動かない方がいらっしゃいます。これは単に「慣れていないから」ではなく、日常の呼吸がずっと浅かったサインです。
浅い呼吸が続くと、息を吐ききる感覚や、お腹を動かす感覚がどんどん鈍くなっていきます。さらに、ストレスによって内臓まわりが硬くなっていることも重なって、「天然のコルセット」とも呼ばれる腹横筋(ふくおうきん)が十分に働けなくなってしまうのです。
腹横筋は、お腹の一番深いところにあるインナーマッスル。内臓を正しい位置に保ち、体幹を安定させてくれる大切な筋肉です。この筋肉が働かないと、内臓を支える力が弱まり、下腹がぽっこりと前に出やすくなります。
つまり、「年のせい」や「食べ過ぎ」だけではなく、呼吸の浅さ→腹横筋の不活性→ぽっこりお腹という流れが起きている可能性が高いのです。
腹式呼吸って、実はいいことだらけ
「腹式呼吸が体にいい」というのは多くの方がご存知ですよね。リラックスしやすいのはよく知られていますが、それだけではありません。腹式呼吸は換気量が多いため体の燃費が上がり、疲れにくく、体がラクになるというメリットもあります。
呼吸ひとつで、体の内側から変わっていけるんです。
とはいえ、胸式呼吸が悪いわけではありません。全力疾走する時に腹式呼吸ができるはずはありませんし、全力疾走するシーンではリラックスは必要ない可能性が高いですよね?
なので胸式呼吸=悪ではなく、その時々によって適切な呼吸に切り替えられるといいですね!
まずやってほしいこと
呼吸の浅さに自覚がある方はキツい腹筋トレーニングより、まず腹横筋の使い方を「思い出す」呼吸ワークから始めてみてください。
今回ぜひ見ていただきたいのが、私が監修したヨガジャーナルオンラインの記事です。仰向けに寝て、ゆっくり息を吸ってお腹を膨らませ、口から細く長く吐きながらおへそを背骨に近づけるイメージでお腹をへこませるシンプルな呼吸ワークが紹介されています。座ったままでもできる内容なので、ぜひ試してみてください。
【呼吸が浅いとお腹が出る?】腹横筋が目覚めてお腹が引き締まる「簡単呼吸ワーク」
ひとつだけ注意
産後6ヶ月未満の方は、記事内の呼吸ワークではなく、まず腹式呼吸の練習からスタートしてください。 体の回復段階に合わせて、焦らず丁寧に進めていきましょう。
きつい腹筋より、まず深い呼吸から。シンプルだけど、これが体を内側から変える一番の近道です。ぜひ記事も読んでみてください。
Genial yogaのクラスでは、この呼吸ワークを含む、様々なヨガのポーズや呼吸法を指導しています。
「ヨガ初心者で、基本から学びたい」という方は、ぜひ、クラスに参加してみてください。
個別にアドバイスさせていただきます。
