産後のリカバリーをサポート:産後2〜3ヶ月の体ケアとリラックス法

一般的には産後6週間程度で、子宮は元の大きさに戻ると言われています。が、お腹も元通り!!とはいきません。これは脂肪ではなく、皮膚が伸びたことが主な原因。焦ってダイエットせずに気長に見守りましょう。

産後2〜3ヶ月の過ごし方

産褥期と言われる産後8週を過ぎました。少しずつ座る時間を増やしてもいいかもしれませんが、まだまとまって寝れず疲れが出やすい時期でもあります。赤ちゃんと一緒にお昼寝できる時に腹式呼吸を取り入れ、リラックスする時間を持つようにしましょう。

ママも赤ちゃんもお互いに授乳に慣れてきた頃ですが、まだ首が座らない赤ちゃんを支えるのは気を使いますね。腱鞘炎や腕の疲れを溜めないためにも、コツコツとケアしていきたいところです。

おすすめケア
  1. 手首回し(手首の緊張をとる)
  2. 腕ほぐし(腕のこりやねじれをとる)
  3. 股関節と肩回し(左右差を整える)
  4. 橋のポーズ(骨盤周りを整える)
  5. 腹式呼吸(リラックス)

まとめて5個できなくても大丈夫!
授乳後や、抱っこ後、お昼寝中、夜寝る前、できる時にちょこまかやりましょう。ぜひやり続けてみて下さい。

ではおすすめケアを簡単に説明します↓

  1. 手首回し(手首の緊張をとる)

    手の指を絡め、8の字を描くように回します。ポイントは力まず、できるだけ柔らかくいきましょう。
  2. 腕ほぐし(腕のこりやねじれをとる)

    手首のあたりを反対側の腕で掴みます。外回しで捻るようにしながら、手首〜肘〜二の腕まで上がっていきます。腕全体が終わったら内回しで同様に行います。これを左右の腕でやりましょう。
  3. 股関節と肩回し(左右差を整える)

    仰向けになり、両足を軽く揃えます。右膝を曲げながら両手で膝を抱えるようにします。
    そこで呼吸をしながら1分ほどキープ。股関節を回すようにしながら膝を外から内へと5回回し、続いて内から外へと5回回します。最後膝が内側に来たところで、体を捻るようにしながら右膝を左側へと倒していきます。この時膝が床につかなくてもOK。
    右手を右肩に軽く置き、肩を前から後ろへ5回回します。最後右肘を伸ばしながら、右手と右腰を対角線上に引っ張るように伸び1分ほどキープします。同じ動きを左側でも行います。
    片側終わって仰向けになるとやった側の力が抜けやすくなり、床に近づいた感覚があると思います。
  4. 橋のポーズ(骨盤周りを整える)

    仰向けのまま両膝を立てます。両手は体の横に置き、肩をリラックスさせます。
    足で踏ん張りながらお尻を少し持ち上げます。高さはお尻が心臓より上がっていればOK!
    この場所で8秒かけながら骨盤底筋を引き締め、8秒かけながら弛め、お尻を優しく床へと下ろします。引き締める時はお尻のほっぺは柔らかく、会陰を引き上げるようなイメージをして下さい。
  5. 腹式呼吸

    仰向けで膝は曲げたまま呼吸に意識を向けます。吐くときはおへそが体の中心へと沈み、吸うときはお腹がふわっと柔らかく膨らみ、吐く息へとまた変わっていきます。

産後2ヶ月以降の方で経過が順調であれば、産後ヨガにご参加いただけます。
小さな赤ちゃんとの参加はドキドキがいっぱいと思いますが、赤ちゃんと一緒でも安心してご参加くださいね。
授乳やオムツ変え、抱っこはクラス中いつでも行っていただけます。ベビーカーも置けます。

体が回復している時期だからこそ、やるメリットも大きいです。回復の時期を上手く使って体を整えましょう。

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